ノンフィクション

闇市の帝王 王長徳と封印された「戦後」

文庫 闇市の帝王 王長徳と封印された「戦後」

闇市の帝王 王長徳と封印された「戦後」 あらすじ

敗戦直後、焼け跡の東京に君臨し、「東京租界の帝王」と呼ばれた異形の中国人がいた。東京の一等地をまたたくまに手中に収め、新橋の国際マーケットを皮切りに、各地に次々と闇市を開き、銀座に巨大キャバレー「マンダリン・クラブ」を築くなど怒濤の勢いで成り上がっていく。多くの日本人に恐れられた彼の名は、しかし日本社会の裏面に封印された。戦後を駆け抜けたある異邦人の波乱の生涯を描く傑作ノンフィクション。

闇市の帝王 王長徳と封印された「戦後」 レビュー・感想

戦後闇市で伸し上がり銀座に日本初のキャバレー・新橋に新橋国際マーケットを作った中国人へのルポ。王長徳のインタビューや体験は戦後闇市を生き抜いた人だけに凄みがあって面白いのだが、著者の青臭さい感じが随所にあって少し興醒め。全体的に戦後闇市に興味がある人には楽しめる内容。