ミステリー・推理小説

見知らぬ乗客

見知らぬ乗客

見知らぬ乗客 あらすじ

新進建築家ガイは、妻と離婚するため故郷へ向かう列車の中で一人の青年と出会う。チャールスと名乗る男は、富豪の息子で、父を偏執的に嫌悪していた。狂気じみたように父を語る彼に、ガイはふと、妻とのトラブルに悩んでいると打ち明ける。彼の妻ミリアムは、他人の子供を身ごもりながら、離婚に応じようとしない、と。ガイに同情したチャールスは、驚くべき計画を持ちかける。彼がガイの妻を殺すかわりに、ガイに自分の父を殺してくれと言うのだ…。特殊な状況に置かれた人間たちの心理と行動を綿密に描き出した、ハイスミスの処女長編、待望の復刊。

見知らぬ乗客 レビュー・感想

電車の中でたまたま会話をしたガイとブルーノ、そこでお互いの悩みを車内でそっと話し合い、悩みの種となっている存在を取り除くべく交換殺人をする事になる…。

交換殺人と言うアイディアそのものより、両者の犯行後の不安定な心理、苦悩の描写が本当に細かい!
実際に犯罪を犯した人を目の前に連れてきて、日々の考えていることを日記を付けさせたのではないか?と言う位にちょっとした心理描写まで事細かく書かれている。

主役のガイ、ブルーノー共に魅力的なキャラではあるが、前述のように心理描写が延々と続き、全体のストーリーとしては中だるみしてしまうので、最後まで読むのに骨が折れた。