見知らぬ乗客 レビュー・感想
電車の中でたまたま会話をしたガイとブルーノ、そこでお互いの悩みを車内でそっと話し合い、悩みの種となっている存在を取り除くべく交換殺人をする事になる…。
交換殺人と言うアイディアそのものより、両者の犯行後の不安定な心理、苦悩の描写が本当に細かい!
実際に犯罪を犯した人を目の前に連れてきて、日々の考えていることを日記を付けさせたのではないか?と言う位にちょっとした心理描写まで事細かく書かれている。
主役のガイ、ブルーノー共に魅力的なキャラではあるが、前述のように心理描写が延々と続き、全体のストーリーとしては中だるみしてしまうので、最後まで読むのに骨が折れた。