ホラー

汚れた檻

汚れた檻

汚れた檻 あらすじ

小さなプレス工場での単調な作業と上司の嫌がらせに鬱屈していた29歳の一郎は、偶然再会した友人・牛木の会社で、高級犬の販売を手伝うことに。だがやくざのような牛木の父、我が物顔で家にあがりこむ作業員たち―怪しいことだらけの状況に、一郎は不安をつのらせていく。噂では、牛木と親しくなった者は皆、死んだり家屋敷を取られたりの不幸に見舞われているらしい―。これは地獄の始まりなのか!?奈落のリアルホラー。

汚れた檻 レビュー・感想

映画『冷たい熱帯魚』の元ネタとなった「埼玉愛犬家連続殺人事件」に着想を得ているであるホラー小説。

主人公が良い奴と言うより若干頭が足りない気味に描かれている。出会い系にハマったり、職場の人間関係が上手くいかないフリーター像として今の時代的に共感は得られるかも?
何とか大金を得たい一心で怪しいと思いながらも高級犬の販売に飛びつくものの、彼の日常は徐々に転落をしていきラストでは…。

ゾゾっとしつつ先が気になる良質ホラーでした。
美味しい話は世の中にないと言う事が良くわかる。

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