ハードボイルド

弥勒世(みるくゆー) 下

弥勒世(みるくゆー) 下

弥勒世(みるくゆー) 下 あらすじ

返還前夜の沖縄の現実を抉り出す暗黒小説 尚友は同じ施設出身の比嘉政信がヤクザのマルコウと準備を進めている基地襲撃計画に賛同しテロ行為に走る。 彼を慕う混血の美少女との愛との葛藤に悩みながらも、世の中を破壊する衝動に突き動かされていく。

弥勒世(みるくゆー) 下 レビュー・感想

取材や検証を基に丁寧に上巻で作ってきた世界が徐々に罅割れてスピード感ある展開へ。最後が本当にやるせない。あの後主人公はどうなったのか・・・。蛇足かもしれないが、現代でも独立国家にするかなど話題に事欠かない沖縄情勢を、また別の視点からでも描いて欲しいと思った。読了後に実際にあった1970年の沖縄コザ暴動をwikipediaで見ると感慨深い。