凶悪―ある死刑囚の告発 レビュー・感想
映画「凶悪」の原作。実在の「上申書殺人事件」のノンフィクション。時間を忘れて読みふけった。ここ最近読んだノンフィクションものでNo.1の面白さ。凄惨な事件だが実話のため、記者の葛藤も見え隠れする。映画版も是非観たい。
凶悪―ある死刑囚の告発
凶悪―ある死刑囚の告発 あらすじ
人を殺し、その死を巧みに金に換える“先生"と呼ばれる男がいる──雑誌記者が聞いた驚愕の証言。だが、告発者は元ヤクザで、しかも拘置所に収監中の殺人犯だった。信じていいのか? 記者は逡巡しながらも、現場を徹底的に歩き、関係者を訪ね、そして確信する。告発は本物だ! やがて、元ヤクザと記者の追及は警察を動かし、真の“凶悪"を追い詰めてゆく。白熱の犯罪ドキュメント。
